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Windows10で個人向けCopilot (旧Bing Chat)でできることまとめ-2023年12月調査版

はじめに

AIの情報が錯そうする昨今、自分に必要な情報がわからなくなったりします。 今私に必要なのは表題のとおり、「Windows10で個人向けCopilot (旧Bing Chat)の情報」です。 よって、ここに2023年12月現在のCopilotの情報をまとめた備忘録を残しておきたいと思います。

注:AIの精度によっては正しくない要約をする場合があります。それを加味してCopilotをご利用ください。

目次

Copilotの個人向けと企業向けの比較

Copilot (旧Bing Chat)は以下の2種類があります。

  • 個人向け=無料版
  • 企業向け=有料版

そして、それぞれの機能をひとことで言うとこんな感じです。

  • 個人向け:WEBサイトやEdgeで開いたPDFファイルについてチャットで質問できるよ
  • 企業向け:個人向け無料版に加えて業務データの保護とMicrosoft365と連携できるよ

詳しくはこのサイトを見てほしいです!Copilotのエクスペリエンスの表もこのサイトから抜粋しています。

news.microsoft.com

Copilotの機能

Copilotを支える技術として、上記サイトにこの3つが記載されています。
つまり、チャット部分はGPT-4モデルなんですね。

OpenAI とのパートナーシップを通して、主に 3 つのテクノロジを Copilot に活用しています。まず 1 つ目はテキストを理解し生成する GPT-4。2 つ目は Code を理解し生成する力、そして 3 つ目はテキストの入力から画像を生成する DALL-E です。現在最新の DALL-E3 が提供されています。

Windows10で個人向けCopilot (旧Bing Chat)の入手方法

調べるとwindows updateがからんでいるようです。 windows10では、バージョン22H2からプレビュー版として提供されるようです。
でも私の周りではバージョン21H2でもCopilotが使えた人がいたり、バージョン22H2でもCopilotが使えない人がいたりするんで、正直なところよくわからないです・・・。

また、windows11へ移行すると自動的に入手できるようです。

会社で使用しているPCでは、組織としてwindows updateを管理しているので、Copilotが使用できない環境の方もいるかと思います。
詳しくはこちらを確認してください。

support.microsoft.com

windowsバージョンの確認方法

  1. PC画面の左下の「ここに入力して検索」に「winver」と入力してEnterキーを押す
  2. Windowsのバージョン情報」に書かれているバージョンを確認する

Windows10で個人向けCopilotでできること

WEBサイトに関する質問

  1. WEBサイトを開く
  2. 右上にあるCopilotマークをクリックすると右側にチャット画面が現れる
  3. 「ページの概要を生成する」クリックするとWEBサイトの要約を始める
    ※もちろん、右下のチャットで要約以外の質問してもOKです!

PDFファイルの内容に関する質問

これ結構衝撃だったのですが、PDFファイルをEdgeで開くとその内容についてチャットで質問できます。

  1. PDFファイルをEdgeで開く
  2. 右上にあるCopilotマーク、または上部の「Copilotに質問する」をクリックすると右側にチャット画面が現れる
  3. 「ページの概要を生成する」クリックするとWEBサイトの要約を始める
    ※もちろん、こちらも右下のチャットで要約以外の質問してもOKです!

googleスプレッドシートの内容に関する質問

googleスプレッドシートのURLをEdgeで開くとその内容についてチャットで質問できます。
が、精度はいまいちなのでそれを加味してご利用ください。
今後ここが精度向上したら激熱ですね!!

やり方と簡単な検証結果のみ共有します。

  1. googleスプレッドシートをEdgeで開く
  2. 右上にあるCopilotマーク、または上部の「Copilotに質問する」をクリックすると右側にチャット画面が現れる
  3. 「ページの概要を生成する」クリックするとWEBサイトの要約を始める
    ※もちろん、こちらも右下のチャットで要約以外の質問してもOKです!

試しに、東京の直近1カ月のデータを気象庁のサイトからダウンロードし、内容をgoogleスプレッドシートに貼り付け、そのURLをEdgeで開いてCopilotに質問しました。

気象庁 Japan Meteorological Agency

まず、要約はちゃんとできています!以下要約を転記します。

このページは、東京の気温に関するデータを表形式で示しています。以下は、ページの主な内容です:

ダウンロードした時刻:このページは、2023年12月17日15時16分14秒にダウンロードされたことを示しています。
年月日:このページは、2023年12月1日から12月21日までの21日間の気温データを含んでいます。
平均気温、最高気温、最低気温:これらの列は、各日の平均気温、最高気温、最低気温を摂氏で表示しています。品質情報と均質番号は、データの信頼性を示すものです。
降水量の合計、日照時間:これらの列は、各日の降水量の合計(ミリメートル)と日照時間(時間)を示しています。現象なし情報は、その日に特別な気象現象がなかったことを示すものです。
平均風速、最大瞬間風速、風向:これらの列は、各日の平均風速(メートル毎秒)、最大瞬間風速(メートル毎秒)、風向(方角)を示しています。
平均湿度、平均蒸気圧、平均雲量:これらの列は、各日の平均湿度(パーセント)、平均蒸気圧(ヘクトパスカル)、平均雲量(10分比)を示しています。

あれ?今2023/12/17なのに未来の期間が含まれている・・・。
やはり数値の正確な読み取りは難しそうです。

年月日:このページは、2023年12月1日から12月21日までの21日間の気温データを含んでいます。

試しに計算もお願いしましたが、読み取りが正しくできていないのでよくわからない計算をしていました。
以下、質問と回答を転記します。

質問:このページのE列:最高気温(℃)の平均値を教えてください

このページのE列:最高気温(℃)は、東京の2023年12月の日別の最高気温を示しています。この列の平均値は、以下のように計算できます。
平均値=E列のデータ数E列の合計​
このページのE列の合計は、17.6 + 13.6 + 17.6 + 19.4 + 18 + 17.6 + 19.5 + 21.2 + 24.2 + 13.5 + 9.5 + 15.7 + 22.5 + 17.6で、246.9℃です。このページのE列のデータ数は、14個です。したがって、このページのE列:最高気温(℃)の平均値は、以下のようになります。
平均値=14246.9​≈17.6℃
このページのE列:最高気温(℃)の平均値は、約17.6℃です。

なぜか一部の数値しか計算してくれませんでした。

ここの精度向上したら、データ分析もCopilotにある程度お願いできそうです。

まとめ

Copilotは2種類あります。

  • 個人向け=無料版
  • 企業向け=有料版

違いはこんな感じです。

  • 個人向け:WEBサイトやEdgeで開いたPDFファイルについてチャットで質問できるよ
  • 企業向け:個人向け無料版に加えて業務データの保護とMicrosoft365と連携できるよ

Copilotの入手についてはこんな感じです。

  • windows updateがからんでいるらしい
  • windows10では、バージョン22H2からプレビュー版として提供されるらしいが、バージョン21H2でもCopilot使える人がいる

Copilotでできることとして3つピックアップしました。

  • WEBサイトの内容に関する質問
  • PDFファイルの内容に関する質問
  • googleスプレッドシートの内容に関する質問(精度低い)

おわりに

最近Pythonスクリプト作っても、しばらくすると「GPTでいいじゃん」「Copilotでいいじゃん」が発生していて少し切ない。
そして、それが今後も加速しそうな気がします。
正直AIの進化早くてついていけない気持ちになるけど「じゃあ人は何をするのか」を見失わないようにしたいなと思いました。