【Python学習中】 文字列2(文字列の連結とエスケープシーケンス)
今回は文字列をprint関数で出力するときの表示方法について学習していきます。
◆目次◆
登場する用語
- 復帰(キャリッジ・リターン)
開始位置の一番右側に戻る(その前の文字列は無視される) - 文字列リテラル
文字列の定数(変数ではない文字列)
文字列の連結
print関数を使って出力するときに、「+」記号を使って複数の文字列をつなげることができます。
print('今日は6月17日です。'+'天気は雨のち晴れでした。') # 出力結果 # 今日は6月17日です。天気は雨のち晴れでした。
また、以下のように変数を使って連結することもできます。
today = '今日は6月17日です。' weather = '天気は雨のち晴れでした。' print(today + weather) # 出力結果 # 今日は6月17日です。天気は雨のち晴れでした。
ただし、型が異なる変数を連結することはできません。
もしも、文字列(String型)と数値(Int型)を連結しようとするとエラーが出ます。
month = 6 print('今日は'+ month +'月です。' )
can only concatenate str (not "int") to str
strとstrのみ連結できる(intはできない)
もしもこのようなエラーが出た場合は、異なる型を連結していないか確認が必要です。
文字列と数値を連結させたいときは
数値をいったん文字列型にしてからであれば、文字列と連結して出力できます。
month = 6 print('今日は'+ str(month) +'月です。' ) # 出力結果 # 今日は6月です。
エスケープシーケンスとは
特殊な文字を出力したり、出力結果に改行やタブを反映させたいときに使う表現方法のことです。
以下の表が、代表的なエスケープシーケンスの一覧です。
エスケープシーケンス一覧
エスケープシーケンス | 概要 |
---|---|
\\ | バックスラッシュ |
\' | シングルクォート |
\" | ダブルクォート |
\t | タブ |
\n | 改行 |
\r | 復帰(キャリッジ・リターン) |
エスケープシーケンスを使った例
# バックスラッシュ print('C:\\Users\\ユーザー名\\Desktop') # 出力結果 # C:\Users\ユーザー名\Desktop # シングルクォート print('It\'s Wonderful World') # 出力結果 # It's Wonderful World # ダブルクォート print('You say \"Hello!\"') # 出力結果 # You say "Hello!" # タブ print('今日は6月17日です。\t天気は雨のち晴れでした。') # 出力結果 # 今日は6月17日です。 天気は雨のち晴れでした。 # 改行 print('今日は6月17日です。\n天気は雨のち晴れでした。') # 出力結果 # 今日は6月17日です。 # 天気は雨のち晴れでした。 # 復帰(キャリッジ・リターン) print('今日は6月17日です。\r天気は雨のち晴れでした。') # 出力結果 # 天気は雨のち晴れでした。
複数行文字列
複数行を一気に表現したいときは
'''(シングルクォーテーション3つ)、又は"""(ダブルクォーテーション3つ)で囲むと、その通りに出力されます。
print('''今日は6月17日です。 天気は雨のち晴れでした。''') # 出力結果 # 今日は6月17日です。 # # 天気は雨のち晴れでした。
今回は文字列の文字列の連結とエスケープシーケンス、複数行文字列について学習しました。
次回はフォーマット済み文字列、raw文字列と、今までの応用について学習していきます。
【Python学習中】 文字列1(概要とスライス) - Kの備忘録(仮)
【Python学習中】 文字列3(フォーマット済み文字列とraw文字列) - Kの備忘録(仮)